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中村キース・ヘリング美術館 キュレーターズ・セレクション006『 yang02:untitled 2 』 開催 ! 2013.7.20 → 10.20

For English version, see here→ http://118.82.80.197/news/2013/06/nakamura-keith-haring-collecti-2.html
最新情報はこちら!→ http://118.82.80.197/news/2013/07/006-yang02-untitled-2-720.html

CS006_yang02_omote.jpgのサムネール画像Flyer design:TYMOTE

中村キース・ヘリング美術館 キュレーターズ・セレクション006
yang02:untitled2 』展
会期:2013年7月20日(土)〜10月20日(日)
会場:中村キース・ヘリング美術館 闇へのスロープ・自由の回廊
協賛:シンロイヒ株式会社
機材協力:多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース

中村キース・ヘリング美術館は、2013 年7 月20 日~ 10 月20 日まで、当館学芸員により多角的な解釈でキース・へリングを再考、作品をセレクトし、シリーズで企画するキュレーターズ・セレクション、第6 回目となる《yang02:untitled 2》を開催いたします。

 yang02 はこれまでに、音としてのタギングを試みた作品「Sound Tag」(2008) をはじめ、GPS ドローイングの手法を用い、グラフィティにおける身体性と言語を伴った都市での行為という側面をダイナミックに抽出した作品「The Invisible Bombing」(2008)、それを発展させ、都市を移動しその軌跡から形作られたフォントと、移動中に記録したデータを素材としたインスタレーションからなる作品「Urbanized Typeface」(2009 -2010) など、デジタルメディアを基盤に、様々な切り口でストリートアートの文脈を再考する作品を制作しています。yang02 初の個展となる本展では、彼の活動の中から、主にドローイングにまつわる作品に焦点を当てご紹介いたします。

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「ぼくは線を描く(drawing)という触覚的な感覚がとても面白いと思っていたんだ。それはコンピューターで線を描くのとは全く違う。この[コンピューター上での]画像と、描くという行為の置換えは、『描く人(drawer)』が解決しなければならない新たな問題となるだろう。」 −キース・ヘリング 1986年

1980年代、キース・ヘリングはデジタル技術が到来する世界を予期し、未来におけるドローイングについてこのように予感していました。

今回紹介するyang02によるドローイングにまつわる3部作の作品《〈落書き〉のための装置》(2010-2011) 、《SENSELES DRAWING BOT》(2011)、《SENSELESS DRAWING BOT #2》(2012) は人間の身体や主張を排除したドローイング装置です。まるでヘリングが抱いた未来世界でのドローイング感をあらわしたかのようでもあり、観るものに描くという行為の新たな解釈を想起させます。
今回のために制作された新作は、ブラックライトで浮かび上がるマーカーを用いたドローイング装置となり、 yang02とヘリングの時空を超えたドローイングの共演が、長さ約30mの壁面に展開されます。また、2012年ブルックリン美術館で開催された『Keith Haring:1978-1982』展でも話題となった、描くという行為の思索的なビデオ作品「Painting Myself into a Corner」(1979)も日本初上映いたします。

「人間のイマジネーションはコンピューターでプログラムされるものじゃない。ぼくたちのイマジネーションは、人間が生きていくための最大の希望なんだ。」 −キース・ヘリング 1983年 

一見対照的なyang02とヘリングの作品が次元を超えて同空間に出現したとき、私たちは一体何をそこから見つけることができるでしょうか。本展はドローイングの本質に迫ろうとする試みです。

※《SENSELESS DRAWING BOT》(2011)《SENSELESS DRAWING BOT #2》(2012)は、菅野創氏との共同制作による作品です。

yang02.jpg 【 yang02 ( やんツー ) 略歴】1984 年、 神奈川県生まれ。 2009 年多摩美術大学大 学院デザイン専攻情報デザイン研究領域修了。 身体性 の伴った文字表現や、 公共性などを主なキーワードに、 デジタルメディアを基板とした研究/制作活動を行う。主な受賞歴は「第15回学生CG コンテスト・インタラクティブ部門 最優秀賞」(2009)、「第15回文化庁メディア芸術祭・アート部門 新人賞」(2011) 、主なグループ展は「ICC Open Space 2009」(2009/NTT ICC/初台・東京)、「Incheon International Digital Art Festival」(2010/Tommorow City/仁川・韓国 )、「DRAWING IN THE AGE OF ELECTRONIC」(2012/LEAP Berlin/ベルリン・ドイツ)、「NOVA Contemporary Culture」(2012/MIS – Museu da Imagem e do Som/サンパウロ・ブラジル)など。http://yang02.org/

by staff | 2017年5月16日  | プレス